委員会質疑:産業環境委員会にて
今議会の常任委員会、産業環境委員会での質疑は
<市長質問>
産業振興関連の補助金・負担金について
堺の中心市街地の計画にも多々みうけられますが
堺市には沢山の補助金事業や委託事業があり、
今回出ました包括外部監査でも様々な指摘がされています。
補助金事業は行政の定番ですが、弊害もあります。
補助金ありきの事業運営に陥る場合、
一時的な効果でしかない場合、
補助金事業でやった感が出て、
持続発展のための本来の施策が出てこない。
街の自立、自力を上げる事に繋がっていかない。
また、外部監査では余剰金が大きく出て毎年次年度繰越している
点について市に返還すべきとの指摘もありました。
この点については今回の質疑で指摘し、
返還するとの答弁がありました。
また補助金事業や委託事業について、
公金支出する以上、上記に挙げた問題点に陥っていないか
その事業評価基準についても更に改善を目指すべきと
質疑いたしました。
市長からは指摘に対して真摯に取り組むとの答弁もあり
注視してまいります。
<予算分科会での質疑>
・堺市民芸術文化ホール整備事業
2度目の入札不調があった場合計画の見直しが必要ではないか。
・農商工連携、6次産業化推進事業
TPPなどの外圧的な要因により市場は厳しくなる。
6次産業化の目標設定はそこを意識して自らハードルを
上げて次なる課題を生み出す位の取り組みを。
・起業、創業支援事業
s-cube入居者以外の創業支援をs-cubeが行う事業の予算拡張。
本来起業集積してイノベーションを起こす路線でなかったのか。
市場やシェアが拡大する成長産業に力を入れるべきとの
これまでの僕の主張と外部監査の指摘についての答えは。
答弁は成長産業に加点を加えるとの事。
僕からは戦略的な誘致を行い攻めの事業へと要望。
・地域コミュニティ形成支援事業
商店街と大型店舗との連携事業に補助金を出す事業。
お金だけでなく行政はどう汗をかくのか。
答弁としては商店街と大型店舗の協議のテーブル設置
コーディネートに汗をかいていくとのこと。
僕からは上記に挙げた補助金事業の弊害に陥らないよう求め、
事業評価の総括を今後求める事を意見する。
<一般質問>
・南部丘陵「東西道路」について
南区「ハーベストの丘」の入り口で止まっている
東西道路について共用開始はどうなっているのか。
答弁として平成28年度内の共有開始を目指しているとのこと。
地元との話し合い、調整、安全面での整備を
しっかり行ってもらうことを求める。
足早ですが委員会質疑についてまとめました。
全般的に公金支出すべきものなのか、
補助金事業や委託業務の評価基準は市民に納得
できるものにしていくことが納税の納得度に繋がる
という観点から質疑を行った。
これから予算総括質疑もあり、これらのテーマについては
伊豆丸議員が引き継いで質疑いたします。