建設委員会での質疑(市長質問)

昨日は堺市議会の建設委員会が開かれ、質疑を行いました。

今回は市長質問として2問の質疑となりました。

1)堺のまちづくりと大阪府との連携について

2)堺浜について

 

1問目の質疑は堺のまちづくりと大阪府との連携についてを質疑。

現在、堺市でも多くの府営住宅がありまして、その多くが昭和40年代

を中心に建設されたものとなり、建て替えの時期を迎えています。

府営住宅は建て替えを機に高層化にて集約され、そのことによって

活用できる土地が生まれ、その土地をどのように活用していくかが、

これからのまちづくりに重要な要素となります。

質疑にて堺市はこの府営住宅の建て替えの時期を魅力あるまちづくりを

進めていく好機と捉えており、主体的にその役割を担うと答弁が

ありました。

 

現在、大阪府と堺市の連携は同じ方向を向いて進んでいます。

大阪府は府営住宅の建て替え、活用地の有効活用については堺市の考

え、まちづくりの方針に沿っていく考えで取り組んでいることを答弁で

確認いたしました。

 

他の会派は大阪府と堺市の協議資料が確認できないので府市連携は

全くとれていないと思われている様ですが、大阪府は地元自治体で

ある堺市の考え、方針に沿っていくというスタンスで以前とは違う

ステージでの連携がとられています。

大阪府との連携について質疑しましたら、

北区の新金岡地区、中区の八田荘府営住宅でも協議が進んでいる事、

また南区の若松台府営住宅では活用地の有効活用について事業者の

公募もスタートしている点などが答弁されました。

 

そしてこれら活用地の有効活用の事業は堺市がイニシアチブを

とって行なっていくと、力強い答弁も出ました。

 

市長にはこの事業をできるだけスピード感を持って進めてほしい、

と同時に住民合意など丁寧にとって実りある活用方法、すなわち

有効利用の中身にもこだわって進めてほしいと質疑。

永藤市長の答弁からはこれまでも府市連携にこだわってきた点、

そして堺のまちづくりにかける力強い想い、地域の方々とも丁寧に

話し合い進めていくとの答弁がありました。

堺市は長く大阪府と連携ができなかった時期もありましたので

永藤市長に市民が期待する点として、その閉塞感を打ち破り、大阪府

とも連携し堺のまちづくりを動かしていってほしいと願っていると

お伝えしました。

 

2問目の堺浜についてですが、この地では堺市の土地ではないものの

約3haの未活用地があります。ここは商業での土地の用途設定となって

おり、それは堺市が設定していることもあり、活用に向けて堺市も

協力して進めていく必要があるとして、今後の活用に向けて質疑。

前回議会の質疑では私の方から「人口サーフィンプール」誘致など

提案もさせて頂いた。これにこだわる訳ではないが、新たな需要にて

この堺浜に多くの人が訪れるような事業をしてほしい。

私としてはここ1年でスピードを上げて動きを出さないといけないと

感じており、その旨意見として申し上げた。

市長からは様々なことがあるが、この堺浜のビジョンも策定している

最終的に事業を進展させるには熱意を持って取り組むことだと答弁。

堺浜の発展に向けて今後も注視してまいります。

 

2問の質疑を終えて、最後にお伝えしたのは、

・永藤市政になって変わったのは大阪府市連携による事業に動きが出ていること。

・民間事業者とも連携し、民間活力をまちづくりに活かしていく方針で、そこに少子高齢、人口減少という時代背景でも、まちづくりを進めていく活路を見出していること。

・現市政以前は「堺は堺」で、として自分達のお金と力だけでやっていく市政、その限界も見ており、その閉塞感を打ち破る期待が現堺市政にはかかっていること。

・行財政改革を行いながらも、堺の発展に向けた様々なビジョンの策定、各種自治体や公共交通事業者、大学や機関などとの連携体制構築も進めてきたこと。

・いよいよ様々なことが形になっていく時期になっている、そこでエンジンをかける、動きを出していくという段階として、期待を込めて質疑したこと。

といった想いをお伝えし、質疑を終えました。

今後とも堺の発展に向けて質疑してまいります。