定例会文教委員会質疑を終えました
先週9月26日(木)に堺市議会、文教委員会質疑を行いました。
ブログにてご報告致します。
質疑項目は
○中学校給食について
○図書館行政について
○新しい学習指導要領について
1、中学校給食について
堺市の中学校昼食については家庭弁当を主とされていた長い歴史がある。
2014年には初期投資の半分を大阪府が助成する促進事業を活かして全員対象給食への可能性が高まるが、前竹山市長は選択制給食実施とした。
選択制給食は弁当と同じく、学校の休み時間を利用しての昼食。全員対象の給食の場合は「給食の時間」となり教育カリキュラムの一つとなる。ここが大きく異なり、これまで教育の一環として中学校給食完全実施を求め続けてきた。今回堺市長選挙にて新たに永藤市長が誕生し、その公約でもある「中学校給食完全実施」が動き始めた。今議会の私の質疑において永藤市長から、中学校給食実施に向けて進めていく、と答弁もあり、教育委員会との質疑においても今後、中学校給食の完全実施に向けて調査、計画策定に向けて進めていくと答弁があった。いよいよ動き始めた。今後、しっかりとその動きに注視し、安全で素晴らしい中学校給食実施へと議員活動していく。
2、図書館行政について
時代とともに図書館に対する要望も多くなっている。その拡充を進めていくために質疑した。
中央図書館は老朽化が激しく、前竹山市長時代は耐震工事を行なっただけとなっていた。今後の新たな中央図書館のあり方について議論した。新たな中央図書館について、当局からは移転も含めて検討をすると本会議でも答弁があった。大きな変化だ。
私の委員会質疑では図書館サービスの拡充について、調査では以下の項目があると指摘。
・学習席の拡大
・開館日、開館時間の延長
・公衆wi-fiの設置
・カフェの併設
・高齢者の宅配サービス
・調査業務のAI(人工知能)活用
その他、バリアフリー化や児童サービスの拡充も考えられる。
現在、堺市の図書館面積は全国の政令指定都市延べ床面積平均の半分程度しかない。
各区の図書館も含めて面積拡大、より利便性の高い立地への移転、複合施設化も進めていく必要がある。
また、運営についても市役所直営にこだわらず選択肢を増やしていきたい。民間活力導入も視野に検討すべきと考え質疑を行った。現在のところ中央図書館移転先などについては検討中。新たな中央図書館の方針をいち早く策定し、堺市全体の図書館を再配置、再構築していくべきと意見した。
3、新しい学習指導要領について
学習指導の要領が改定されていよいよ来年から実施される。ますます複雑、高度化される次世代に向けて教育の内容も変わっていく背景がある。その中でも注目しているのは「理数教育」「プログラミング教育」「道徳教育」で、堺市の取り組みについて質疑した。これらの教育については繋がりのある教育環境の体制が有利であること。小中一貫教育の更なる推進を求めた。今後、少子化により統廃合だけでなく新たな小中一貫校の設立もあり得ると意見し、特色ある小中一貫校の設立の可能性に向けた検討を求めた。