文教委員会行政視察
日曜日に高校の学年全体の同窓会が
ありまして大変懐かしく楽しい会に参加しました。
翌日、所属する文教委員会の行政視察で仙台市に
行ってまいりました。
初日は
・学校で行う防災教育について
・学校給食について
2日目は
・子ども体験プラザ視察
<学校での防災教育>
東北大震災の教訓をしっかりと後世に伝え、
防災に関する教育を行っている仙台市。
その取り組みについて説明頂いた。
やはり日頃の教育で災害について防災、
または災害時の対応について取り組む事は
我々南海トラフ地震が予想されている
堺市にとっても必要であると実感。
災害を経験した後の取り組みなので
ひしひしとその必要性について感じた。
<学校給食について>
仙台市は約104万人規模の政令市であるが
中学校まで全生徒対象の給食を実施している。
自校式、親子方式、センター式が混じった形である。
堺市は家庭弁当を主とする考えで、
中学校は選択性給食となっており、完全喫食給食への
議論にも「家庭弁当を主とする。」という答弁を繰り返す
ばかりの状況が続いている。
仙台市当局の方にお聞きしたが、集団生活を学ぶ
公教育の一環としてかなり給食は寄与しているとのこと。
堺では中学生に給食当番などをさせる指導が難しいと
言っている方もいるが、仙台市ではうまく行えているようだ。
また個人によって異なる量の調整についても先生と給食当番、
生徒間のコミュニケーションによって対応できているとのこと。
地産地消や食育についても熱心に取り組まれている。
堺市もしっかり全喫食の中学校給食の議論を行う必要がある。
<子ども体験プラザ>
カタール国の復興基金で設置された施設。
小学生の部(スチューデントシティ)
単なる職業体験施設ではなく、施設事態が仮想社会となっており、
職業から社会構成、働くという社会的意義が学べるようになっている。
経済活動の側面から色んな職種が社会を構成していると学べ、
市役所もあり税を納めたり生徒が市長にもなる。
中学生の部(ファイナンスパーク)
主に銀行、保険、証券、旅行代理店、結婚式場、公共料金などの
ブースがあり、将来の人生設計について仮想体験する施設で
実際に生徒がそれぞれの年収設定においてプランニングする。
当日中学生が来場してやっていたが、
これはなかなかシビアな作業を行っている。
小中学生通した体験によって
自分の将来を考えるようになり、勉強意欲も高まっているとのこと。
ランニングコストは生徒の交通費支給を含めて
年間約5000万円にて運営しているとのこと。
店舗施設は協賛参画企業がそれぞれブース建設費を出して
設置されている。運営にも企業ボランティアさんの派遣、
商品の提供など行い企業のCSRの一環として取り組まれている。
こういう体験は次世代を担う生徒達や地域・日本経済にとっても
有意義な取り組みであると思う。
仙台市は関西よりも少し肌寒かったが、
またこれからの議員活動に活かしていくようにしてまいります。