不祥事など
堺市並松公園で「六価クロム」という有害物質が
国の基準を460倍を超える数値で検出された。
報道でもご存知の方々もおられると思う。
これは今年5月に市民の方から通報、健康被害について
市に通報していたにもかかわらず、その時に
しっかりと対応せずに今月報道されるまできてしまった。
そこを今議会でも問題視している。
アスベストの件にしても、そうであるが、
もう一手間、問題意識と自分の家がここだったらどうなのか
そんな最後のもう一つ手を伸ばして対応する心の行政を
今、求められている。市民の生活、時には命にも関わっている。
これは担当部局や職員だけを責めても改善しない。
僕たち議会の姿勢も大切だ。
企業でもそうであるように
停滞している、もしくは停滞感を感じている組織は
こういう問題をおこしやすい。
その停滞感はトップマネジメントだ。
トップは組織が行う仕事の社会的意義を明確に示し、
新たな、そして大きな方針、目標を指し示し
それを組織に共有させる。
また、トップがその組織の責任を取る覚悟を
示すことが最も重要だと思う。
具体的な方針を出すと言う事はそのリスクを
取ると言うことだ。
そうすれば堺市でいえば職員さんが個々自らの仕事の
原点、方向性、意義、または自己実現を感じて、
行政マンとしてしっかりと一つ一つの業務に
結果として出してくれると僕は信じる。
事件に対する一つ一つの検証も必要だが、
大きな、組織運営としての観点も必要で、
それは僕たち議会に課された仕事であり、
責務を果たしていこうと思う。